Photograph by Taro Hirano
Concept
Pizza è non per gustare, è per mangiare.
ピッツァは味わうもんじゃない、食べるもんなんだよ。
1999年からミレニアムを経て2002年までイタリア・カンパーニャ州ナポリにて、
ピッツァ職人アドルフォ・マルレッタのもとピッツェリア・スパゲッタータにて働きました。
7歳から街中や駅でアランチーニやピッツェッタを売っていた師の言葉が自分の店のコンセプトです。
貧しい南イタリアのナポリで幸せなことは、美味しいものを安くお腹いっぱいに食べること。
レンガを組んだ窯に薪をくべ、酵母で長時間発酵させた生地を焼く。
ポンペイの時代から変わらないこのプリミティブな行為を現代の日本で営み提供できることを幸せと感じています。
ピッツァはグルメの為の食事ではありません。お客様の日常のそばにあるあたりまえの物。
そんな風でありたい。そう思いながら今日も窯に薪をくべます。
市場の喧噪、排気ガスの匂い、ナポレターニの怒声、笑い声、揚げピッツァの屋台、バジリコの香り。
朝のメルカート、コルネットとエスプレッソ。朝の幸せをいつも感じていました。
食材は出来る限りイタリアの物を使っています。質も良く安い国産のものもたくさん手に入る世の中ですが、
ピッツァはイタリアのソウルフード。道端にあるものだから、街や人の匂いも伝えたい。
Speciality
職人
大坪善久 1972年福島県会津若松市生まれ。
バックパックで旅行中の22歳の時、ダ・ミケーレで人生初のナポリピッツァを食べました。美味しくってびっくりしました。安くって驚きました。
5,000リラ(350円)でこんなにお腹いっぱいになれるなんて幸せ〜。
ふだんボーッとしてタバコふかしてバカ話ばかりしている職人達が目の色を変えてピッツァを作り続けるSabato Sera(土曜の夜)…。
どんな映画スターやスポーツ選手よりカッコ良く見えて、あんな仕事を人生の営みとして生きていけたら幸せだよなーって軽い気持ちで27歳の時に単身ナポリへ。
途中、カラブリア州でも6ヶ月働きましたが、結局3年の滞在になりました。
修行というよりピッツァ職人として生活できたことが、イル・タンブレッロでの表現のベースとなっています。
イル・タンブレッロ
2010年夏にオープンしました。タンブレッロとはイタリア語でタンバリンの意味です。 音楽を奏でる様に生地を伸ばし焼く毎日。要となるベースは自分の経験と感動。イル・タンブレッロで、ここじゃないどこかの路上を感じていただけたらと思います。
食材
小麦粉は修業時代から使っているナポリのカプート社のもの。 トマト缶はナポリ近郊サレルノから、天然海塩はシチリアのトラパニ、モッツァレラチーズはカゼルタから。 水はお江戸日本橋の水を使っています。
薪窯
窯はステファノ・フェラーラ社製。炉床温は450℃。24時間発酵させた生地を、ナポリのピッツァ専用窯で1分半焼き上げます。
Location
Open Hour
Lunch | 11:30 - 14:00 | (Last Order 13:30) |
---|---|---|
Dinner | 17:00 - 22:00 | (Last Order 21:00) |
Close | Sunday / Monday |
※酒類のラストオーダーは21:30となります。
Reservation
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Address
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