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その④
2020.03.06
昨年の夏の終わり頃でしたかね、スタッフの大塚君が退職したいと言ってきたのは
約6年もこの頭のおかしいオーナーの下で文句も言わずに働き通してくれました
独立に向けて、立ち上げもやりたいし、店舗責任者として自分の視野を広げたい
志を持って旅立つスタッフにはいつも感謝しかありませんが
3-1-=2です
小学生でも分かりますので、代表取締役社長としての責務を果たす為、飲食店ドットコムに登録して社員募集をしました、迅速に、経営者ですから
11月にはこの人手不足の中、未経験ながらも新規採用できました
3+1=4です
人的余裕も生まれ、大塚君の新しい職場も決まり2月末の退社予定となりました
4-1=3です
数は揃いましたね、じゃOKグーグルってわけにはいかないんです
タンブレッロは自分と大塚と井出で3人で営業出来てました、3ピースのハイブリッドです
6年間一緒にやって相互補完出来るシステムと共通理解がありました
いうならば美意識の共有もしくは共感です
生産性の悪いランチメニューと夜は占有率6割超えの常連様達、丁寧にしっかりやりたいという気持ちに足がつりそうになりながらなんとかやってきました
そこで僕も考えた
ランチやめよ
新人君と一緒にディナータイムだけの店にしよ、そうだそうだ働き方改革だ
労働時間も減らせるし、生産性もあがるしね、インテンシティだってあがるしさ
良いことしかないよ、そうしようそうしよう、スタッフの為、自分の為さ
誰もが考える安直な結論に自己満足して納得させてました
冬の初め、帰宅途中の京浜東北、電車は赤羽から川口あたり
荒川の上空からサンジェンナーロの啓示がありました
「なあヨシ、昼に揚げ物屋やればええんちゃう?」
あっ
そっか
やれない理由ばかり言って逃げてたけど、タンブレッロでやれば良いじゃん
ものすごい発見とばかりに、喜び勇んで妻に報告しました
店主「ふふふ、オレランチでFRIGGITORIAやるぜ」
店主の妻「私、前から昼にやれば良いのにって思ってたけど」
OH DIO!!!
そこからは早かったです、大塚君の退職に合わせて3月からの改装、店舗休業の決定
スタッフへの丁寧な説明はなかったです(笑)
やるかやらないかの意思確認だけでした
昭和の飲食店オーナーらしく、パワハラギリギリで新人君に喝を入れた翌日
メールで(平成生まれ)退職の旨を伝えられました、即日で
3-1=2
つづく
死とは、再生の象徴
死んだ気でやってみな
Resurrection